じつは、ロックダウン解除後の武漢で、全市民1000万人に対して行われた「新型コロナウイルス感染症の調査結果(Post-lockdown SARS-CoV-2 nucleic acid screening in nearly ten million residents of Wuhan, China)」によると、症状のない人が他者に感染させたことがないことがわかったの・・・。武漢は、2020年1月23日から4月8日までロックダウンしていたわけだけど、5月14日から6月1日までに武漢の6歳以上のすべての市民に対して調査が行われたの。対象となった市民の94%が参加して989万人を調べた本格的な調査よ。989万人のうち986万人は新型コロナウイルスに罹患したことはなく、3.4万人は感染から回復した人だった。そして、986万人中300人がPCR陽性で無症状だった。要するに、「無症候性感染者」ってことよね。・・・

面白いのは、この300人との濃厚接触者1174人を割り出して、PCR検査をしたら、全員が「陰性」だったの・・・。つまり、新型コロナウイルスに感染していて発症していない人が他者に感染させた事例は皆無だったわけ。さらに、新型コロナウイルス感染症に罹患して回復した34,000人のうち107人がPCR検査で「陽性」だったんだけれど、この107人と無症状陽性者300人からは、活性化したウイルスが検出できなかったんだって・・・。つまり、「PCR陽性でも、無症状だったら、新型コロナウイルスは感染しない」ということが証明されちゃったわけ。ここまでくると、「ロックダウン」って物凄い大掛かりな茶番よね。だって、「ロックダウン」を正当化するためには「症状を示していない感染者の人々が無意識のうちにコロナウイルスを拡散させている」という前提が必要でしょ。その前提条件が崩壊しているわけ・・・。この論文は、各国の政府にとって不都合な調査結果だから、ほとんど報道されていないけどね・・・。

(ジャック・バウワーは、デスクを離れ、窓際の大きなガラス窓に近付き、ペンシルベニアアベニューを行き交う人々を眺める。ワシントンDCは民主党が強い都市だけに、ソーシャル・ディスタンスやマスクの着用を律儀に守っている人たちが多い。時折、マスクをしていない若者や手をつなぐカップルの姿も見られるが、少数派と言ってよかった。しかし、仮に、いまクロエが説明したように、「PCR陽性でも、無症状だったら、新型コロナウイルス感染症は感染しない」ということが科学的事実であるとすれば、ソーシャル・ディスタンスやマスク着用は完全な茶番になる。・・・)

そもそもPCRって、断片的な遺伝子を検出するだけだから、ウイルスが活性か不活性かは全くわからないのよねぇ。不活性だったら、感染させることはない。つまりPCRは、感染症ウイルスの存在を証明するものじゃないわけ。・・・だからさぁ、「陽性者」を「感染者」として毎日のように報道すること自体がおかしいのよ。その「陽性」を判断するPCR検査という検査がいかに胡散臭いものなのかが全然報じられていない・・・。PCRでは、Ct値(Cycle threshold)という遺伝子の増幅回数を増やせば増やすほど、「陽性」の可能性が高まる仕組みになっているのにね・・・。PCRは1回の増幅で2倍になるので、25回の増幅で3300万倍になるのよ。30回増幅すると10億倍、40回の増幅で1兆倍になるから、25回と40回では3万倍も違うわけ。ニューヨーク州のある検査施設で行われたPCR検査(2020年7月)では、Ct値を40回にすると794人が「陽性」だったんだけど、同じ対象者に対してCt値を35回にすると「陽性」は半分に減った。さらにCt値を30回にすると「陽性」が40回のときの3割にまで激減したわ。つまり、感染者は3分の1だったかもしれないわけ・・・。マサチューセッツ州のある検査施設の実験では、40回で陽性になった人の85%~90%は、30回の増幅にすると「陰性」になった。つまり、本当の感染者は10分の1かもしれないの。本当にいい加減な「検査」よね・・・。

ジョン・ホプキンス大学の研究では、ウイルスの培養で「陽性」となるCt値の平均は18回だったわ。その一方、ウイルスの培養で「陰性」となるCt値の平均は28回だった・・・。だから、Ct値が30回以上のときに「陽性」になった場合、ウイルスの活性はかなりの程度否定される・・・。フランスの科学者の研究でも、Ct値が13~15回だとほとんどの場合ウイルスが検出されるんだけれど、Ct値が高くなるにつれて、ウイルスの検出ができなくなり、34以上だと患者からウイルスは検出できなかったというわ。つまり、34回以上のCt値は「陽性」じゃない。・・・じつは、こういう最近の研究結果が出る前から、そういうことは漠然と認識されていて、いま販売されている標準的なものだと、Ct値が37回以下が推奨されていて、40回を超えるCt値での「陽性」は「陰性」と考えるべきだと明記されているの。37回を超えて40回以下のCt値はグレーゾーンということになっているんだけど、アメリカはいまそのグレーゾーンを使ってる。でも、37回~40回は明らかに高すぎるわ。台湾やスウェーデンでは、Ct値を35~36回としているし、。ニュージーランドでは、Ct値を31.5回にしているそうよ。中国は30回らしいし。・・・

(ポルトガルの裁判では、「新型コロナウイルスのPCR検査は信頼できるものではない。したがって、こうした検査結果をもとに強制隔離することは違法だ」という判決まで出ていた。Ct値が高かったためだ。・・・ドイツのある科学者は、オフレコの場で「Ct値を60回にまで上げれば、誰でも陽性になる」と発言してもいる。実際、PCR検査の危うさについては、クリスチャン・ドロステン博士自身も認識していたようで、「もちろんPCR検査の結果は、時に『陽性』になるし、『陰性』にもなる。偶然の産物さ。2回とも『陰性』の人が『健康だ』と診断されても、家に帰ってもう一度検査してみたら、『陽性』になっている場合もある。だからと言って、二重感染というわけじゃないけどね・・・」と語っていたことが、知人によって証言されている。・・・)

(PCR(Polymerase Chain Reaction)という技術は、ウイルスの検出だけでなく、遺伝子組み換えや遺伝病のためにも使われる汎用性の高いテクノロジーだ。じつは、1993年にPCRの開発でノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリス博士は、「PCRを使ってよく調べれば、見つけたいものは何でも、たいていの場合、あらゆる人から見つけることができる(With PCR if you do it well, you can find almost anything in anybody)。仮に見つかったとしても、それは、あなたが病気かどうかの判定基準にはならない(It doesn’t tell you that you are sick)。だから、PCR検査は、感染症を検査するために使用してはいけない」と説いていた。ドロステンは、その禁を破ったのだ・・・。しかも、奇遇なことに、キャリー・マリス博士は、新型コロナウイルス騒動が始まる直前の2020年8月に自宅で不審死を遂げている。・・・)

逆に言えば、Ct値の設定を変えることによって、「陽性者」の人数を変えることができるわけなのよね。マスコミでは、「陽性者=感染者」ということになっているから、Ct値の変更は、表面上の「感染度合い」を変更することができる仕組みがビルトインされているの。つまり、PCR検査の数を増やして、高いCt値を適用すれば、いわゆる「感染」は広がる。でも、PCR検査の数を減らして、低いCt値を適用すれば、いわゆる「感染」は収まる。すごいでしょ。これで、世の中をコントロールできるわけ。それで、怪しいのは、WHOが、バイデンが大統領に就任したら、Ct値を下げて、PCR検査だけで判定するんじゃなくて、熟練した医師の診断で「感染の有無」を判断しろ、というガイドラインを公表しそうなのよ。WHOのシステムにアクセスしたら、2020年12月にはその方向性を示唆するNoticeを発出して、バイデンが就任する日の前後にガイドラインの改定を行う予定になってたわ。それによると、これまでは、高いスキルを持つスタッフが扱うのであれば「OK(suitable)」だったのが、高いスキルを持つスタッフが扱わなければならないから「ダメ(unsuitable)」にする、っていうの! これって、ふざけすぎでしょ! 

(新型コロナウイルス騒動は、PCR検査が巻き起こした人工的なものである側面が否定できない。例えば、日本では、「新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなった方については、厳密な死因を問わず、「新型コロナウイルス感染症による死亡者数」として、全数を公表する」ように指導されている。このため、7月末に鹿児島市で死亡した90代の女性が死亡した際、死因は明らかに新型コロナウイルスとは関係なかったにもかかわらず、PCR検査で陽性だったため、鹿児島県で初の新型コロナウイルスによる死者になった。)

(また、流出したドイツ政府の対策会議が作成した機密文書には、「大衆に圧倒的なショック効果を与えることが肝要だ。いかにして、大衆を怖がらせるかが大事だ。①新型コロナウイルス感染症で死ぬということを『ゆっくり溺れ死ぬイメージで詳細に記述する』ことで人々を恐れさせる ―― 死を『緩慢な窒息死』によってイメージさせることは極端な恐怖心を喚起する、②子供たちが『死のウイルス』に気付かずにまき散らし、『親を殺す危険な感染源』であるということを人々に告げる、③新型コロナウイルス感染症の後遺症に関する注意喚起を拡散する ―― それが、正式に証明されていなくとも、それは人々を怖がらせることになる』と書かれていた、という証言も出てきていた。・・・)

――「24-Twenty-Four-《ジョー・バイデン物語》第57話(4/12予定)」に続く。