「技能実習」を換骨奪胎した「育成就労」に係る改正入管法審議の中で、岸田首相は「政府としては国民の人口に比して一定程度の規模の外国人およびその家族を期限を設けることなく受け入れることによって国家を維持していこうとする、いわゆる移民政策をとる考えはありません」と述べ、無味乾燥の従来答弁を繰り返した。いつまで経っても「言葉遊び」に終始している。
一方、岸田首相は「共生社会の実現」を掲げ、「特定の民族や国籍の人々を排斥する趣旨の不当な差別的言動、まして、そのような動機で行われる暴力や犯罪は、いかなる社会においても決してあってはなりません」と力強く述べながらも、足元で急増している外国人犯罪の増加は見て見ぬふりだ。
実現困難な「多文化共生」という「キレイごと」を掲げ、「移民」の定義に関する「言葉遊び」を繰り返している限り、在留外国人に対する政策は、確固とした基本理念が存在しないまま、入管法の最低限のルールである「在留期限」すら徹底できない状態が続くだろう。「キレイごと」を排し、目の前にいる「移民」の存在を前提に実現可能で実務的な措置を講じる必要がある。
【読む・観る・理解を深める】
➡【同化主義①】エマニュエル・トッド:欧州で「多文化共生」は悲惨なほどに失敗した。
➡【同化主義➁】「多文化共生」という机上の空論を棄て、「同化主義」を採用すべき。
➡【同化主義③】移民政策は賛成か反対かで論じられるものではない。
➡【同化主義④】欧州では、移民政策が野放図で、国内が混乱している。
➡【同化主義⑤】日本保守党の移民政策は、意外にも現実的!?
➡【同化主義⑥】外国人の「ルール文化」は日本人と異なる。厳罰されるまでルールは守らない。
➡【不法残留問題①】不法残留する外国人は、年末に10万人を超え、30万人を目指す!
➡【不法残留問題②】2023年末に不法残留する外国人が10万人に達するのは防げない!
➡【不法残留問題③】不法残留する外国人は一度増えてしまうとなかなか元に戻らない!
➡【不法残留問題④】NHKの「やさしい猫」は在留資格制度の枠組を完全に無視している!
➡【不法残留問題⑤】オーバースティの外国人を収容しようとしない入管に存在意義はない!
➡【不法残留問題⑥】「やさしい猫軍団」は「オーバースティで収容するな」と騒ぎ立てる!
➡【不法残留問題⑦】入管は「口うるさい警察官」ではなく「合法的なビザ屋」になってしまった!
➡【不法残留問題⑧】難民申請を活用すれば「短期滞在ビザ」から「就労ビザ」に変更できる?
➡【不法残留問題⑨】外国人派遣会社が摘発されないから「短期滞在ビザ」の外国人が増え続ける!
➡【不法残留問題⑩】不法滞在した親まで在留特別許可を与えるのなら不法残留者は必ず収容せよ! ➡【不法残留問題⑤】オーバースティの外国人を収容しようとしない入管に存在意義はない!
➡【不法残留問題⑥】「やさしい猫軍団」は「オーバースティで収容するな」と騒ぎ立てる!
➡【不法残留問題⑦】入管は「口うるさい警察官」ではなく「合法的なビザ屋」になってしまった!
➡【不法残留問題⑧】難民申請を活用すれば「短期滞在ビザ」から「就労ビザ」に変更できる?
➡【不法残留問題⑨】外国人派遣会社が摘発されないから「短期滞在ビザ」の外国人が増え続ける!
➡【難民申請者①】難民のはずなのに「就労ビザが許可になったら帰国したい」と言う。
➡【難民申請者➁】難民のはずなのに「就労ビザを申請したら帰国したい」と言う。
➡【難民申請者③】日本語ができないのに「Office Work がやりたい」と言う。
➡【小泉龍司法務大臣①】小泉龍司法務大臣は何もする気がない。
➡【小泉龍司法務大臣②】小泉龍司法務大臣の発言には、何にも「中身」がない。
➡【小泉龍司法務大臣③】小泉龍司法務大臣は「無難」という方針しかない。
➡【小泉龍司法務大臣④】小泉龍司法務大臣の大臣訓示は、やっぱり何が何だかよくわからない。
➡【小泉龍司法務大臣⑤】小泉龍司法務大臣のHPは、入管行政で何をしたいのか全くわからない
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