小泉龍司法務大臣は、まあ、官僚出身だし、入管行政は得意分野でもないから、安全運転第一で「無難で良し」というスタンスは分かるけれど、あまりにも中身がなくて、感情が込められておらず、意欲が感じられない。それだけに、「官僚としては優れている人」なのだろうが、「大臣」として難問を解決する気概も器も実力もない。



埼玉県川口市長からの要望に関する質疑について

【記者】
 埼玉県川口市でクルド系とみられるトルコ人と地域住民との間でのトラブルが生じて、9月に川口市長が法務大臣に要望書を提出されました。法務省や出入国在留管理庁として、川口市におけるトルコ人をめぐるトラブルについてどのように把握されていますか。市長からの要望にはどのように応える所存でしょうか。
 また、改正入管法の完全施行によって、こうしたトラブルの抑制にはどんな効果があるとお考えか、それもお聞かせください。
 
【大臣】
 まさに目の前に起こっている問題です。9月1日に埼玉県の川口市長が法務省に来られて、齋藤前大臣が面会されて、詳しくそのときに要望書も頂いております。実情もそのときにかなり詳しく伺いましたが、その後、我々も地元の様々な関係者、自治体、警察、そういった方々と連携して、まず何が起こったのかと。何が起こっているのかという、今おっしゃった現状の把握を鋭意進めているところでもあります。この問題に対処していく大枠としては、やっぱり共生社会をどう作るんだという基本にやっぱり立つ必要が、改めて言うまでもないのかもしれませんが、あると思いますね。ルールにのっとって外国人を受け入れて適切な支援を行うと。でも、ルールに違反する人に対しては厳正に対処すると。この基本にのっとって対応していくというのが適切だと思います。厳正に対応していくという点で申し上げれば、不法滞在者対策として、しっかり警察等の関係機関と緊密に連携を図って、不法滞在者の摘発等に取り組まなければいけないし、また現に取り組んでいるところでもあります。共生社会を作っていく過程において、保護すべき人を保護する。また厳正に対処することの両方向ですよね。バランスというよりは両方向の取組が必要でありまして、この埼玉のクルド人の方々をめぐる問題についても、そういう基本的視点というものをしっかり踏まえて取り組みたいと思いますし、改正入管法は、まさにその両方向の取組をそれぞれに強めることを主旨とした法改正が行われたわけであります。保護すべき人をより保護する、より支援する。だけど、そうではないルールも守らない方にはより厳正に、送還忌避への対応も含めて対応する。強める。その入管法の改正が、これから来年はその施行が順次始まっていきますので、ベースはこれをしっかりとその主旨に沿った運用を、執行をしていくという形で、このクルドの問題も含めて対応していきたいというふうに思います。地元の自治体の方々、警察等とは引き続き連携を緊密にして、しっかりウォッチしていきたいと思っております。

 

 【読む・観る・理解を深める】
【小泉龍司法務大臣①】小泉龍司法務大臣は何もする気がない。
【小泉龍司法務大臣②】小泉龍司法務大臣の発言には、何にも「中身」がない。
【小泉龍司法務大臣③】小泉龍司法務大臣は「無難」という方針しかない。
【小泉龍司法務大臣④】小泉龍司法務大臣の大臣訓示は、やっぱり何が何だかよくわからない。
【小泉龍司法務大臣⑤】小泉龍司法務大臣のHPを見ても入管行政で何をしたいのかわからない。
【同化主義①】エマニュエル・トッド:欧州で「多文化共生」は悲惨なほどに失敗した。
【同化主義➁】「多文化共生」という机上の空論を棄て、「同化主義」を採用すべき。
【同化主義③】移民政策は賛成か反対かで論じられるものではない。
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【不法残留問題①】不法残留する外国人は、年末に10万人を超え、30万人を目指す!
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