勇気ある言論活動を展開していた宮沢先生が京大を退職。
極めて残念なことながら、これが日本の哀しい現実です。
アカデミズムは「科学」も「学問」も追求してなかった。
偉そうなジャーナリスト達も「真実」に興味がなかった。
ひどい国になったもんだ。責任の多くはメディアにある。
ココからは邪推だが、文科省を中心に岸田政権は、おそらく京大の関係者に対して、「京大で研究するのは、これから大変になるねぇ」「研究費や補助金の審査も最近は厳しいからねぇ」などという遠回しの言い方で、様々な方面から、暗に「宮沢先生の発言を放置していると予算は下りないよ」という圧力をかけたのだろう。
そうなると、宮沢先生は、京大の同僚たちから一斉に冷たい視線を浴びることになる。「お前のせいで俺の研究ができないじゃないか!」「お前の勝手な行動が皆に迷惑をかけているんだよ!」などのように、直接罵詈雑言を受けないまでも、そういう雰囲気は自ずと伝わる。これまで仲良く話していた同僚たちがよそよそしくなり、村八分にされた感じになる。
宮沢先生のように真面目な人であればあるほど、その環境にいることは耐えられなくなる。「その環境を創っているのが自分である」ということを自覚すればするほど辛くなる。自分の「主張」や「論理」に対してどんなに自信を持っていたとしても、同僚に迷惑をかけているという「現実」や大学に対して申し訳ないと思う「感情」が自分の心を蝕んでいく。だから、居たたまれなくなって、退職を選択する。パンデミックの初期に「日本人は集団免疫を達成しているから大騒ぎすべきではない」という極めて正しい指摘をしていた大久保特任教授も京大を去っていった。
民主主義国家では、そういう当局の横暴を牽制するために、メディアは存在しているのではなかったか? そういう政府の暴力性に立ち向かうために「言論の自由」が保障されているのではなかったのか? だから、「ジャーナリスト」という肩書に対して、人々は一定の敬意を払ってきたのではなかったか? 「言論の自由」も「学問の自由」もない国に、陰謀渦巻く国際社会で生き抜いていく力はなく、自国民を守りきる深謀遠慮も期待できない。
話は飛ぶようだが、反政府的な雰囲気を醸し出してアウトサイダーのイメージを纏って多数の信者を獲得しているホリエモンも、その意味では危うい。それは、彼が立ち上げたロケット企業「インターテスラテクノロジズ株式会社」が20億円の補助金を受け取ったからだ。補助金は、計画に基づいて、そのとおりに実施したことを政府が検証しない限り、実際には支払われない。つまり、政府高官や政治家が「彼の発言を好ましくない」と思った瞬間に補助金は支払われなくなる。それは、リスキーなロケットベンチャービジネスに数多くの前途有望な若者を引き込んだホリエモンにとっても心が痛むことに違いない。
だから、ホリエモンの舌鋒はこれからどんどん鈍っていく。政府の方針に反することは一切言えなくなる可能性がある。とは言え、元々ホリエモンは、mRNAワクチンを推進していた立場であり、政府の飼い犬であることを誇るおバカな思想集団の「こびナビ」とともに、mRNAワクチンを接種しない人々を猛烈に批判にしていたから、そのあたりから政府と妥協していたのかもしれないが・・・。まあ、宮沢先生とホリエモンを同列に論じるのは、宮沢先生に対して大変申し訳ないと思うので、このあたりで筆を置くことにしたい。
最期に、宮沢先生、心を強く持って下さい。折れないで下さい。あなたの言動に励まされている人々は数多くいます。あなたからは見えないかもしれないけれど、あなたの行動を心から尊敬している人たちも少なからずいます。微力ですが、応援し続けます。
【読む・観る・理解を深める】
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