オーストリア陸軍参謀大佐 Markus Reisner は、西側の現役軍人であり、立場があるので、ウクライナが優勢な部分を強調しながら、言葉を選びつつ、「ロシアは不利だ」と決め付ける narrative に対して苦言を呈しています。
彼の解説は、本当のウクライナ情勢を窺い知るのに役に立ちます。というのは、
① 西側の現役軍人なので「ウクライナ軍は敗けている」とか「ロシア軍が勝っている」とは言えない、という制約の中で、
② ヨーロッパではメディアで有名な軍事専門家として、間違ったことは言いたくない、というスタンスに立ち、
③ 中立国の立場から、どこまで言えるか、言っていいのか、と言う点を強く意識しながら、言葉を選んで発言しているからです。
つまり、彼が「ウクライナ軍の不利」や「ロシア軍の有利」を公言している場合、その指摘は「真実」に近い場合が多いということを意味しています。
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