ロシアは、上海協力機構に加盟している国々に対して、SWIFT ではなく、自国で開発・運用している SPFS を使用するように働きかけ始めました。

アフガニスタンの人々が悲惨な目に遭っているのに、バイデン政府が凍結したアフガン中央銀行のFRB預金は、アフガニスタンに返還されません。

それを見た世界各国は「わがままな米国に嫌われたら、理由をでっち上げられて、俺の国もそういう目に遭わされるかもしれない」と思っています。そんなときに、ロシアから「SWIFT でドル決済していると危ないから、自国通貨での決済を SPFS でやれば、米国には知られなくてすむよ」というお誘いです。世界は動きます。



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【今後のロシア経済を予測する際の留意点②】プーチンが仕掛ける「ルーブル金本位制」
【今後のロシア経済を予測する際の留意点③】「unipolar」vs「multipolar」の戦いの行方
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