【VISA Report:Vol.856(2021.12.20号)より転載】
l 12月17日、カレーや中華まん等で知られる中村屋と同社埼玉工場の係長が、入管法違反(不法就労助長)の疑いで書類送検されました。「派遣元」ではない「派遣先」の有名企業の人事担当者が不法就労助長罪で検挙されるのは初めてで、類似の派遣雇用を行っている大企業にも影響を与えそうです。
l 本件は、今年8月に検挙された派遣会社And Miraiz事件の「芋蔓式捜査」の一環であり、「人材派遣会社の代表取締役らと共謀して2018年11月~21年6月、同社から派遣された外国人の男6人を在留資格外の活動に当たる工場作業員として働かせた」容疑だと言いますから、係長は言い逃れられずに自供したのでしょう。3年近くに及ぶ就労の間に、2回のビザ更新があり、その更新時に提出した会社作成の「雇用理由書」に「通訳業務に従事させる」旨を明記していたのだと思われます。「共謀」と言われても仕方ありません。
l 元々派遣先が「事業活動に関し、外国人に不法就労活動をさせた者」(入管法73条の2)であることは明白。「派遣会社に任せていたので、不法就労とは知らなかった」と言えば罪を免れられた『これまで』が異常だったのです。

【VISA Report】Vol.856 派遣先の中村屋が書類送検される!(2021.12.20号)より転載。
詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report
【読む・観る・理解を深める】
➡ 一蘭や梅蘭は政治力のない飲食店だったから袋叩きに遭うが、大手派遣会社は政治力があるから、入管法に違反しても大きく取り上げられないし、大きな問題にもならない?
➡ 大手の違法な外国人派遣に対して、マスコミも警察も甘い。これで不法就労がなくなるわけがない! 各企業は「どうやって大手のようにお目こぼししてもらうか?」という発想になる。
➡ 創業3年の派遣会社が摘発されました。しかし、大手派遣会社はほぼ無傷。昨年末にオーバーステイが発覚したソシアリンクの親会社だった上場会社の社名は報道されず。大手はいいよね。
➡ 外国人派遣が摘発されました。しかし、まだまだ氷山の一角どころか、氷山のひとしずくに過ぎません。派遣大手はいまだに野放し。
全国外国人雇用協会に興味のある方は ➡ 一般社団法人全国外国人雇用協会 へ
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