2021.8.3 18:23配信【FBS福岡放送】

ワクチン接種が日本一早い自治体を目指す久留米市では、2日から12歳以上へのワクチン接種がスタートしました。「12歳から15歳、夏休み期間中かと思うが、夏休み期間中をうまく利用することが可能。」(久留米市・大久保市長)久留米市では、7月の感染者のうち、20代から30代が6割近く、10代も15%を占めています。そのため久留米市では若者への積極的なワクチン接種を呼びかけています。

7月26日、2回目の接種を受けるのは久留米大学附設高校の3年生です。この高校では久留米大学が進める「大学拠点接種」の一環で3年生190人のうち43人がこの日2回目の接終えました。・・・高校によりますと1回目の接種では発熱やけん怠感で、5人程度が学校を休みましたが、2回目ではその数が大きく増えたといいます。「我々が思っていた以上に欠席者が多くて2回目は43人中登校したのは3、4人で9割が欠席した。」(久留米大学附設高校・白水孝典教頭)

2回目の接種を受けた3年生43人のうち、翌日に欠席したのは39人、接種から3日目は20人、4日目でも7人が欠席しました。高校では接種から3日目と4日目に模試がありましたが、受けられなかった生徒は別の日に振り替えたといいます。それでも接種のメリットは大きいと話します。「もし、コロナに感染した生徒が出て周囲の生徒にもうつしたりとかして学校としては休校にしないといけない。そうなると大きな影響を与える。寮生も抱えているので、寮での感染になるとかなり大きな問題になる。そういった意味でもリスクがかなり下がる。」(白水教頭)

その上で2回目の接種後に多くの生徒が休んだことから、時期を慎重に選ぶことが重要だと話します。「土日あたりで回復できる金曜日の設定とか、学校行事に重ならないような設定とか、2回目は考える必要がある。」(白水教頭)・・・

日本ワクチン学会の理事で長崎大学病院の森内浩幸教授は重症化リスクが高い世代の接種を急ぐべきだとした上で10代後半の接種はメリットがあると話します。「10代後半から30歳くらいの人たちで、入院の必要もないくらい軽い新型コロナの人たちの追跡調査が海外で行われていて、50数%が後遺症が残っている。嗅覚味覚の障害、体がだるいとか息切れがしてしまう。若い人にとっても生活の質を下げてしまうつらいことなので、それを防ぐことも大きなメリット。」(長崎大学病院・森内浩幸教授【注】)・・・

【注】「健康なら急ぐ必要ない」 子どものワクチン接種 長崎大学病院・森内教授
7/23(金) 11:00配信【長崎新聞】

長崎県は22日、12~18歳の子どもへの新型コロナウイルスワクチン接種についてオンラインで研修会を開いた。県内各地の小児科医や養護教諭、自治体のワクチン接種担当者ら約240人が参加。講師を務めた長崎大学病院の森内浩幸教授は「健康な子どもであれば急ぐ必要はない」と話した。

森内教授は日本ワクチン学会と日本小児科学会の理事。健康な子どもにとって新型コロナは一般的な風邪とほぼ同じで、英国では18歳未満の感染者のうち、集中治療室(ICU)に入院したのは5万人に1人の割合、死者は100万人のうち2人だけという事例を紹介した。また「健康な子どもへのワクチン接種は、もっと安全性のデータが蓄積されるまで待っておいた方がいい」とする英国予防接種合同委員会の声明も紹介。森内教授は「日本でも同じ考えでいいのではないか」と話した。

まとめとして▽健康な子どもであれば急ぐ必要はない▽まずは子どもに関わる大人たちが接種を▽医療的ケア児のような重症化リスクの高い子どもは主治医と相談して接種を▽子どもへの接種はかかりつけ医による個別接種が望ましい-とした。ただ、特別支援学校などのように、日ごろから本人、保護者、教職員、医療従事者の連携が取れている場合は集団接種が望ましい場合もあると指摘した。

➡ 非常に残念ながら、厚生労働省のデータを淡々と見る限り、ワクチン接種が原因で死亡した方が、すでに400人~500人規模で発生している可能性を否定することができません。も参考になります。

➡ 鹿先生が、中日・木下投手がワクチン接種後に重篤になった件について解説しています。怒ってます!・・・この専門家は患者を大切に思って日々治療をしている医者ではありません!も参考になります。

➡ 医薬品等行政評価・監視委員会において、コロナワクチン接種の推進に関し強い疑義を示した佐藤准教授による質疑の議事録が公開されました。必読です。心筋炎についても触れています。も参考になります。

➡ コロナ問題やワクチン問題を、科学的・体系的に理解したい方は、「科学的事実①:はじめに」から「新型コロナウイルス感染症に関する科学的事実(第三版:2021.5.24)」をお読みください。