第3版  2021.5.24

  

「新型コロナウイルス感染症」に関する科学的事実

―― 「緊急事態宣言」の発令や延長に科学的根拠はあるのか? ――

2.PCR検査による 「陽性」 の意味

l  PCR検査が検出するのは、「新型コロナウイルス±γ」の遺伝子配列であり、かつ、その一部に過ぎません。しかも、PCR検査は、検出したウイルスが活きていて、他人に感染させる可能性があるか否かを判断することもできません(活性化していないウイルスの残骸でも「陽性」になります)。そして、厚生労働省ですら「PCR 検査の陽性」が「ウイルスの感染性の証明」ではないことを認めています【資料87】。したがって、PCR検査による「陽性者」を「感染者」と呼ぶのは明らかな誤りなのですが、マスコミが毎日「感染者の増加」を連呼するため、少なからぬ国民は、危険性を煽るマスコミのせいで、「新型コロナウイルス恐怖症」に陥っており、科学的には根拠が薄く、実態的にも効果が少ない「ロックダウン的な措置」を求めたりしています。

Ø  新型コロナウイルス感染症が「感染症」だとすれば、新型コロナウイルスにおける脅威の本質は、「病原体の感染力」に尽きます。ところが、PCR検査では、感染力を判定することができません。また、PCR検査は、病気を治癒する薬でもなく、抗体を作るワクチンでもありません。PCR検査は、あくまでも診断の一助となるツールに過ぎないのです。

Ø  厚生労働省は、「参議院 地方創生及び消費者問題に関する特別委員会」(2020.12.2【資料87】)において、「PCR 検査の陽性判定はウイルスの感染性を直接証明しない」ことを認めましたが、その事実を、マスコミは一切報道していません。新型コロナウイルス感染症については、恐怖を煽る方向にだけ注力しており、「報道は事実をまげないですること」を求めている放送法第4条に明らかに反しています(もしかすると「公安及び善良な風俗を害しないこと」にも抵触しているかもしれません)。

l  PCRは、ウイルスの検出だけでなく、遺伝子組み換えや遺伝病を研究するためにも使われる汎用性の高い技術ですが、1993年にPCRの開発でノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリス博士は、「PCRを使ってよく調べれば、見つけたいものは何でも、たいていの場合、あらゆる人から見つけることができるWith PCR if you do it well, you can find almost anything in anybody。仮に見つかったとしても、それは、あなたが病気かどうかの判定基準にはならないIt doesn’t tell you that you are sick)。だから、PCR検査は、感染症を検査するために使用してはいけない」と説いていました。

Ø  PCR検査の「危うさ」については、開発者であるドロステン博士自身も、当然認識しており、「もちろんPCR検査の結果は、時に『陽性』になるし、『陰性』にもなる。偶然の産物2回とも『陰性』の人が『健康だ』と診断されても、家に帰ってもう一度検査してみたら、『陽性』になっている場合もある。だからと言って、二重感染というわけじゃないけどね」とツイートしていたことが知られています。

l  じつは、201912月に中国武漢において「新型コロナウイルス感染症」の症例が報告され,PCR検査が使用され始めてから1年半近く経った今も、国際的に認められた「新型コロナウイルス感染症」の診断基準はありません。例えば、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第3版)」【資料88】では、「患者(確定)」を、「感染が疑われる患者のうち,SARS-Cov-2が検出された者」と定義しているため、トートロジーに陥っています

Ø  本来であれば、「特定の症状ⓐを持つ患者」に関し、PCR検査で「陽性」ⓑになるという結果があり、「ⓑのときにⓐでない」(偽陽性)という症例を数えることによって、PCR検査の正確性(感度や特異度)を計測することができるはずなのですが、「特定の症状を持つ患者ⓐ」は「PCR検査で陽性の人ⓑ」であると定義しているため、「PCR検査の陽性者=患者」が常に成立します。このため、「真の正確性」が計測できません

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新型コロナに関する科学的事実⑰:PCR検査が摘出している対象物


➡ 厚生労働省は「新型コロナウイルスが存在している」ことを証明した科学的文献を持っていないことを認めています。なんなんだかねぇ。も参考になります。

➡ 日野市議が質問したら、健康福祉部長は「PCR検査が新型コロナウイルスを検出している、あるいは、ウイルスの存在を証明する科学論文を国に問い合わせたがなかった」と回答しましたも参考になります。

➡ コロナ問題やワクチン問題を、科学的・体系的に理解したい方は、「科学的事実①:はじめに」から「新型コロナウイルス感染症に関する科学的事実(第三版:2021.5.24)」をお読みください。


【資料87】参議院(2020.12.2
・地方創生及び消費者問題に関する特別委員会
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120315328X00320201202&current=1

【資料88】診療の手引き検討委員会(2020.9.4
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き(第3版)
https://www.mhlw.go.jp/content/000668291.pdf