【米大統領選2020】 共和党の上院議員、議会でバイデン氏勝利に異議表明へ【BBC】

Joe Biden
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ジョー・バイデン次期米大統領

来年1月6日に米上下両院で予定されている大統領選の選挙人団投票の結果承認で、与党・共和党のジョシュ・ホーリー上院議員(ミズーリ州選出)は30日、ジョー・バイデン次期大統領の勝利に真っ先に異議を唱えるつもりだと明らかにした。12月14日に行われた選挙人団投票では、バイデン氏が過半数の票を獲得して現職のドナルド・トランプ大統領を破ることが確認されている。

ホーリー上院議員は、大統領選で広範な不正行為があったことを示す証拠がないにも関わらず、選挙の完全性に懸念があると主張した。

ホーリー上院議員に加え、下院でも複数の共和党議員が下院でも複数の共和党議員が異議を申し立てる姿勢。このため、選挙人団の投票結果について1月6日の連邦議会で異例の審議と採決が行われるのは、ほぼ確実な情勢になっている。しかし、上院では共和党幹部もバイデン氏の勝利を認めているだけに、一部の共和党議員の動きによって選挙結果が覆る見込みは薄い。

今月14日の選挙人団投票では、全米50州とコロンビア特別区(首都ワシントン)で選挙人538人が投票し、バイデン氏が306票、トランプ氏が232票をそれぞれ獲得した。先月3日の大統領選でもバイデン氏が306人、トランプ氏が232人の選挙人を獲得する結果だったため、各地の選挙人は有権者の投票結果に沿って投票したことになる。