【バイデン政権を理解するためのポイント②】
*私的な目的を達成するためには汚い手段も平気で使う

ジョー・バイデンの息子であるハンター・バイデンが、ウクライナにある巨大エネルギー企業ブリスマの取締役に就任して、巨額の給料をもらっているだけでなく、父親との面会や連絡をするたびに賄賂を受け取っていたことは広く知られるようになってきた(日本では違うかもしれない)が、その息子がウクライナで逮捕されそうになったことがある。そのとき、ジョー・バイデンはどうしたか?

なんと、米国が約束していた「10億ドルの融資」をちらつかせて、ポロシェンコ大統領に対して、「検事総長をクビにしろ! 俺が米国の帰途に就く前にクビにしなければ、10億ドルの融資はなしにする」と脅したのだ。その結果、ポロシェンコ大統領は検事総長を挿げ替えて、ハンター・バイデンはお咎めなしになった。それくらい権力を私益のために使う男なのだ。

それにしても、日本のメディアは、タブーになっているのか、ハンター・バイデンの事件をまったく扱わない。大統領選では無視してきた米国メディアだが、いまでは大騒ぎだし、同盟国であるオーストラリアでも番組を組んでいる。それなのに、日本では、生番組で少しコメントしただけで、番組を下ろされたり、出演者リストから外されたりする。バイデンのお機嫌伺いを続けている感じだ。

これも、エマニュエル米国大使の指導なのだろうか?















【読む・観る・理解を深める】
【バイデン政権を理解するためのポイント①】バイデンは長期に亘りウクライナ戦争を準備してきた
【バイデン政権を理解するためのポイント②】私的な目的を達成するためには汚い手段も平気で使う
【バイデン政権を理解するためのポイント③】バイデン政権は大手メディアと組んでやりたい放題だ
【バイデン政権を理解するためのポイント④】平気で嘘がつけるジョー・バイデンは本当は怖い男だ
【バイデン政権を理解するためのポイント⑤】バイデン政権は日本を「東のウクライナ」に仕立てる
【ウクライナ情勢を分析する際の留意点①】プーチンはなぜ侵攻に踏み切ったのか?
【ウクライナ情勢を分析する際の留意点②】米国の思惑とウクライナの実情を知る
【ウクライナ情勢を分析する際の留意点③】ウクライナに駐在した元NATO将校の証言
【ウクライナ情勢を分析する際の留意点④】軍事専門家の分析と偏向報道を比べる
【ウクライナ情勢を分析する際の留意点⑤】戦争は2014年からずっと続いている
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