【VISA Report:Vol.862(2022.1.17号より転載】

l   岸田内閣は「やりたいことなし・事なかれ・世論迎合」なのかもしれません。特にやりたいことがなく、目的は「政権を維持すること」だけなので、大言壮語で中身がない。やっているようでやっていない。やっていないようで現場でこっそりやらせ、ヤバそうだったら引っ込める。一部の勢力が猛反対する場合や、一般世論が受け入れそうにないと思えば、その政策を実施しない。

l  「事なかれ主義」だから、現状維持に傾きがちで、なんでもかんでも思考停止の漸進方針です。国を導くリーダーシップはなく、国民の顔色を窺いながら、向こう受けする政策と保身術を決める究極のポピュリズム。

l  外国人政策に関していえば、「難民申請の正常化」のために必要な入管法改正を行わず、「入国の正常化」には「慎重にも慎重を期す」という言い訳だけでグズグズと小出しの緩和を繰り返し、「出国の正常化(帰国困難ビザ<特定活動・6ヶ月・就労可>の廃止)」は無視。「在留の正常化」には全く関心がないようです。「やりたいことなし・事なかれ・世論迎合」という特技を発揮している岸田政権は、自民党史上最悪の政権になるかもしれません。

【VISA Report】Vol.862 岸田政権は事なかれ主義世論迎合?(2022.1.17より転載。

詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report


【読む・観る・理解を深める】
➡ 岸田政権は正しく日本を率いていけるのか? 「出国」の正常化も、「在留」の正常化も、「入国」の正常化にも興味なし!?

➡ 衆院選間近! 新任の古川法務相は、入管行政の正常化には踏み込めない?! 今回の入管行政の失敗は、民主党政権における2010年の失政を超えるのか?!

➡ 新しい法務大臣は、古川禎久衆議院議員になりました。外国人参政権に反対する保守派の大臣です。入管行政の正常化は図られるのか?!

➡ いまは「観光客でも日本で就労できる」という異常事態が続いています。オリンピック後に大問題にならないことを祈ります。技能実習も留学も現場はぐちゃぐちゃです。

「移民は是か非か?」という高邁な議論をする前に、目の前にいる「在留外国人」を直視すべきです。正面から議論しないから、入管政策がぐちゃぐちゃになっているのです。


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